バイクタクシーで練習場へ!
カルタヘナの人々の足となっているのが、バイクタクシーです。道には自家用バイクとバイクタクシーが入り乱れていて、とにかくバイクだらけ。
バイクタクシーを捕まえるにはちょっとしたコツが必要です。自分の前を通り過ぎようとするバイクの運転手と目が合ったら、手を上げてみてください。すると、スーッと止まってくれます。もし目が合わないときは、残念ながらそれはただのバイカーです。
もしくは、バイクの方から「ピッピッ!」とクラクションを鳴らしてくれることもあります。これは「乗っていくかい?」の合図なので、目を合わせるだけでOK。もちろん手を上げても大丈夫ですよ。
ホテルから練習場までは、バイクでだいたい15分。乗る前に目的地を伝えて、値段交渉をします。ホテルからは、だいたい6,000〜7,000コロンビアペソ(日本円で250円くらい)が相場。渋滞が多いこの街では、安くてスムーズな移動手段として重宝されています。

GKコーチ、はじめます
今日から、ウォーミングアップとフィジカルトレーニングが終わった後、ゴールキーパーの練習を担当することになりました!
いつも通り自分たちだけで練習しようとするGKたちに「今日から一緒に練習しよう」と声をかけると、彼らの反応は意外なものでした。「マサがGKトレーニングしてくれる?」と、むしろ嬉しそう!
これまでコーチなしで練習していた彼らにとって、コーチ付きの練習は待ち望んでいたことのよう。その期待に応えなきゃと、気合を入れて練習をスタートしました。
日本でGKトレーニングの経験は少しありましたが、ここは南米コロンビア。自分の教えがどれくらい受け入れられるか少し緊張しましたが、ボールフィーリングやステップワーク、キャッチングなど、できることを精一杯伝えていきます。まだ薄暗いグラウンドに朝日が差し込むように、少しずつ練習のテンションも上がります。フィールドプレイヤーとの合流に備え、30分ほど集中して練習しました。
練習後、ウィンデル監督が「いい仕事をしてくれてありがとう」と言ってくれた時は、本当にホッとしました。
若き守護神たち
この日は3人のGKがいました。
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高身長で手足が長く、とても陽気なサリン(16歳、練習生)
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高身長でガッチリした体格、落ち着きのあるジュスティン(16歳、練習生)
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髪をツンツン立たせていて真面目なゴクウ(18歳、契約選手)
まずはゴクウとジュスティンがゲームに参加し、サリンがシュート練習のGKを担当しました。ゴクウはGKとしては身長が高くありませんが、コーチングやポジショニングがうまく、体を張ったプレイが光ります。一方、恵まれた体格のジュスティンは、ゴールを簡単に割らせません。
1ゲーム目が終わると、20分間シュートを受け続けたサリンは少しお疲れモード。2ゲーム目も同じ役割だと知ったサリンは、少し納得いかない様子でした。後で話を聞くと、サリンとジュスティンは今シーズンからこのクラブに加わったばかりで、まだスタッフからの信頼が薄いようです。さらに、ジュスティンの方が評価が高いとのこと。
それでも、3ゲーム目にはゴクウとサリンがゲームに出場することに。ここでしっかりアピールして、スタッフやチームメイトからの信頼を勝ち取ってほしいですね!

明日から、もうひとつプラス!
練習が終わると、ウィンデル監督が「今日の練習はすごく機能した。明日もGKトレーニングお願いね!」と嬉しい言葉をかけてくれました。
さらに、フィジカルトレーナーのエドウィンからも「明日からウォーミングアップも頼むよ」とお願いされ、なんと明日からはウォーミングアップとGKトレーニングの両方を任せてもらえることに!
やる気が湧いてきた帰り支度をしていると、ジュスティンが「今日はいい練習をしてくれて、ありがとう」と声をかけてくれました。サリンが「明日もGKトレーニングしてくれるのかい?」と聞いてきたので、親指を立てて👍サインで返答。3人のGKと写真を撮って練習場を出ようとすると、ゴクウが「今日は俺が出すよ」と、GK全員と私にボリス(Bolis)というアイスキャンデーを奢ってくれました。一つ500コロンビアペソ(20円ぐらい)で買えるもので、小さい袋に包まれていて、歯で袋を噛みちぎって食べます。練習場の出入り口には屋台が出ていて、練習を終えた選手たちが集まって、あれこれ話すのが毎日の風景なんです。
ボリをくわえながらバイクタクシーにまたがり、週末の試合に向けてどんな練習をしようか、あれこれ考えを巡らせるのでした。

