南米の宝石・コロンビア🇨🇴
今回はそのカリブ海に面した港町、カルタヘナ旧市街のお話をしようと思います。
鮮やかな旧市街地と歴史の重み
ホテルからタクシーで30分ほどで到着した旧市街地は、まるごと世界遺産に登録されている歴史的な街です。まずは、旧市街地への入り口である時計門(Torre del Reloj)を目指しました。
晴天の空に映える鮮やかなイエローの時計門は、思わず息をのむ美しさ。門の前には、海を見つめる翼を持った2体の馬と子馬の像があり、その姿は日本の狛犬を思わせます。


「写真を撮るときはお財布やスマホに気をつけて」というホテルの人のアドバイスを胸に、周囲を警戒しながら写真をパシャリ。カルタヘナは比較的安全な街とはいえ、スリや窃盗には注意が必要なようです。
門をくぐると、そこは活気あふれる広場。コロンビア国旗やカルタヘナ市旗が風になびき、色鮮やかな民族衣装を身につけた人々が行き交い、観光地に来たことを実感させてくれます。サン・ペドロ・クラベール寺院やサンタ・カタリーナ・デ・アレハンドラ大聖堂といった歴史を感じる建物にも立ち寄り、時の流れに思いを馳せました。


甘すぎる食文化にカルチャーショック
昼食は、カリブ海料理を楽しめるというレストランCANDEへ。事前に予約して訪れたお店は、重厚な門構えに少し緊張しましたが、店内は明るく、生演奏も楽しめる素敵な雰囲気。


まずは、さっぱりとした3種の魚介のマリネを注文。イカやエビ、白身魚がそれぞれ異なるソースで味付けされていて、とても美味しく、旅の疲れを癒してくれました。

次に頼んだカニのスープも、カニの旨味が凝縮されていてシンプルながら絶品。期待に胸を膨らませてメインの肉料理にナイフを入れると…切れない!
なんとか一口サイズに切り、口に入れると…甘い!デミグラスソースに砂糖を大量に入れたかのような甘さに、衝撃が走ります。
添えられたライスも、バナナも、とにかく甘い!これはデザートの代わりなのでは?と疑ってしまうほど。
「デザートはいかが?」というウェイターさんの問いかけを丁寧にお断りし、お会計は8,000円ほど。日本円にすると安く感じますが、現地では高級レストランのようです。甘すぎるメイン料理は想定外でしたが、これも貴重な経験となりました。

街を守った要塞と過去の歴史
食後、街を散策しながらサン・フェリペ要塞(Castillo de San Felipe de Barajas)へ。
海賊や他国から街を守るために造られたこの要塞は、頂上からカルタヘナの街と海を一望できる絶景スポットです。晴天で暑い日でしたが、その分、景色も最高でした。
原住民を占領し、海賊から街を守るために造られた要塞。当時の大砲が残されているのを見ると、この街が歩んできた歴史の重みを感じます。



美味しい食事や美しい景色だけでなく、歴史の深さを感じさせてくれるカルタヘナ。日本からは少し遠いですが、皆さんも訪れてみませんか?