ウォーミングアップの洗礼
今日も練習は6時45分から。気合を入れて、その30分前にはグラウンドに到着して準備を始めます。なんせ、今日からついにウォーミングアップの担当になったからです!
このチーム、練習用具はボール、ビブス、ミニマーカーと最小限。前回のGK3名相手ではなく、今日は選手全員、およそ50名が対象です。運動効率を考えてミニマーカーを配置し、15分程度のウォーミングアップの準備を黙々と進めます。
そして練習開始時間。
選手、スタッフがグラウンド中央で円陣になり、まずはお祈り。スタッフから選手たちに話があり、「今日からウォーミングアップはマサが担当する」と告げられました。
いよいよフィールドプレイヤーを動かし始めます。
ステップワークから入り、動的ストレッチ、そして最後に短めのスプリントを入れたところ…
「マサ、ウォーミングアップって言ったじゃないか。もうこれはフィジカルトレーニングだよ。」
選手からのチクリ!冗談かなと思いきや、顔は真面目です。彼らの中では「ここまでがウォーミングアップ、ここからがフィジカル」と明確な線引きがあるのかもしれませんね。少々ヒヤッとしましたが、フィジカルトレーニングへスムーズに移行できるよう、ここでウォーミングアップを終了!
プロという仕事への姿勢
フィールドプレイヤーがエドウィントレーナーとフィジカルトレーニングに移ったので、私はGKのトレーニングです。昨日のメンバーにAチームのGKが1名加わり、今日は4名体制。
このクラブでは、毎年4、5名がトップチーム(コロンビアリーグ2部)に上がっているそうです。トップチームの存在を常に意識させ、プロ意識を植え付けているのがよく分かります。エドウィントレーナーが練習前に「プロサッカー選手とは」という話をよくするのもそのためでしょう。
チームメイトが実際にトップチームとトレーニングしている姿を見れば、彼らにとってプロは手の届くところにある。
にもかかわらず、プロに手が届く選手と届かない選手がいる。トップチームと同等の能力を持つ選手でも、上がれていない選手もいます。その差は、きっと「プロ選手という仕事にどういう姿勢で向き合っているか」という点に集約されるように感じました。
このクラブは、「プロサッカー選手になること」をゴールとせず、「プロサッカー選手として生活を続けられる選手」の育成を目指しています。スタッフは皆、プロになっても1年でクビになり、無職になる厳しさを知っている。だからこそ、プロ選手という仕事への姿勢が何よりも大切だと強調するのです。

サリンに送られるメッセージ
トレーニングはゲーム形式になりましたが、GKのサリンは今日もシュート練習です。
サリンの能力は他のチームメイトと遜色ありません。ただ、彼には少し手を抜く癖がある。シュート練習で見せる、シュートを簡単に見送るシーン。触るのが難しいコース、体勢が悪い時、自分が構えていない時のシュートは「見送る」。
今日はゲームに入れてもらえなかったのは、スタッフからサリンへの無言のメッセージなのかもしれません。
プロの世界は実力だけでなく、常に100%で向き合う姿勢が試される場所。その厳しさを改めて実感した1日でした。




























